2026年1月17日・18日に実施された大学入学共通テストは、全国の高校生や高卒生にとって重要な進路の分岐点となる試験です。

今年も英語・数学・国語をはじめ、さまざまな科目で受験生の実力が問われました。

全体の難易度概観

2026年の共通テストは、全体的に標準~やや難化傾向という見方が広がっています。

特に以下の点が多く指摘されました。

  • 国語・数学Ⅰ・英語リーディングが難しく感じられた
  • 英語リスニングが例年以上に聞き取りづらい箇所があった
  • 記述式・思考力を問う問題が増えた

これらの特徴は、単なる知識だけでなく思考力・判断力・表現力を試す形式になったことを意味し、受験生にとっては取り組みづらさを感じる部分もありました。

各科目ごとの難易度

国語(難易度:やや難)

国語は従来のセンター試験から共通テストへの移行時と同様、文章量が多い傾向にあり、深い読解力が求められました。特に評論文では

  • 複数の資料を照合して答える形式
  • 理由や根拠を本文から探す問題

が目立ち、受験生からは「時間配分が難しかった」という声が多く寄せられています。

数学(難易度:やや難〜難)

数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの難易度は例年よりやや高いとされ、思考力・問題設定の理解が必要な問題が増えました。

  • 数Ⅰでは、複合的な関数・図形の問題
  • 数Ⅱでは、確率や数列の応用問題

が目立ち、基礎計算だけでは解けない設問が多く見られました。

英語(リーディング・リスニング)

英語は2パートに分かれていますが、どちらもやや難化の傾向が出ました。

リーディング(難易度:標準〜やや難)

リーディングでは長文量が例年並みに多く、情報整理力が求められる構成でした。特に、

  • 複数の資料を比較・照合する問題
  • 背景知識を問う設問

が目立ち、時間内に全問を解くには高度な読解力が必要でした。

リスニング(難易度:やや難)

リスニングは放送速度やディクテーションのスピードが速く、聞き取りの負担が大きいと感じた受験生が多かったようです。

例年より会話形式の長い問題が混ざり、集中力が求められました。

受験生・予備校の評価

今年の共通テストについて、受験生や予備校の講師からは次のような評価が集まっています。

ポジティブな評価

  • 思考力を問う問題が増え、大学入学試験としての質が高まった
  • 実社会で必要な読解力・判断力の育成につながる
  • リスニング強化で英語運用能力が試される

厳しい・ネガティブな反応

  • 時間が足りない設問が多かった
  • 難易度の波(簡単〜難しいの差)が大きい
  • 模試との比較で得点推定が難しい

など、合否に直結する不安の声も多く聞かれました。

難易度ランク(予備校分析ベース)

科目難易度
国語やや難
数学ⅠAやや難
数学ⅡB
英語リーディングやや難
英語リスニングやや難

※ 難易度評価は受験者や予備校の総合的な分析による一般的な傾向です。

共通テストで気をつけたいポイント

今年の出題傾向から見ると、

  • 複数の資料を読み比べて考える力
  • 文脈や要点を素早く把握する技能
  • 聞かれ方に合わせて効率的に学ぶ英語リスニング

といった力がますます重要になっています。

まとめ

2026年の大学入学共通テストは、基礎知識だけでなく思考力・判断力・表現力を総合的に問う問題設計であったといえます。

国語や数学は例年以上に手応えを感じにくく、英語リスニングは聴取速度や内容の複雑さが受験生の負担を増やしました。

今後の大学入試においても、こうした傾向を踏まえた学習戦略がより重要になると言えるでしょう。