📌 田久保真紀氏とは?

田久保真紀氏は静岡県伊東市の元市長で、2025年5月に初当選しました。

しかしその後、学歴詐称問題をきっかけに市政が大きく揺れ動いています。

❗ なぜ話題になっているのか?

最大の論点は、田久保元市長が自身の学歴について事実と異なる情報を出していた疑惑(学歴詐称)です。

この問題が市政の信頼を揺るがし、議会との対立や選挙、失職へとつながって話題になっています。

🗓️ ここ最近の流れ(経緯)

① 当選後すぐに学歴疑惑が浮上(2025年6月〜)

市長就任から間もなく、市議会に匿名の手紙が届き、「東洋大学を卒業したというのは事実ではない」と告発されました。

田久保氏は当初、疑惑を“怪文書扱い”するなど対応が後手に。

その後、記者会見で「大学は卒業しておらず、実は除籍・退学(事実上の除籍)だった」と認めています。

② 市議会の調査と対立(2025年7〜8月)

市議会は百条委員会(特別調査委員会)を設置し、学歴詐称疑惑の真偽を調べることに。

田久保氏は証言や資料提出で対応しますが、調査の結果、「虚偽の説明があった」と判断され、刑事告発の方向で進められました。

田久保氏自身は学歴詐称の質疑に真正面から答えず、説明責任を果たしていない、と批判が強まりました。

③ 不信任決議 → 議会解散(2025年9月)

市議会は学歴詐称を理由に不信任決議を全会一致で可決しました。

しかし、田久保氏はこれに対抗して市議会を解散し、議員選挙を実施しました。

④ 議員選挙の結果と失職(2025年10月)

議員選挙(10月19日)では、ほとんどの当選者が田久保氏に対する不信任を支持する立場の候補者として当選し、“反市長派”が多数になりました。

その結果、再び不信任決議が可決され、田久保氏は市長を失職することが決定的となりました。

⑤ その後の動き(12月)

現在、2025年12月の伊東市長選(12月14日投開票)に向けて、複数の候補者が立候補しています。

田久保元市長自身も再び出馬しています。

📍 争点・批判のポイント

🔹 学歴詐称疑惑

田久保氏は当初から「卒業ではなく除籍・退学だった」と述べていますが、議会や市民の多くが「経歴詐称ではないか?」「説明が不十分・誠実さに欠ける」と批判しています。

🔹 市政停滞と市民の反応

学歴問題が長引いたことで、伊東市では補正予算案の提出が遅れる、行政対応が後手に回るなど市政の停滞が起き、SNSでも批判が高まりました。

🔹 失職回避の可能性と支持層

“田久保派”とされる支持者も一定数存在し、議員選挙での当選者の中には市長支持を公言する人もいましたが、全体多数を確保するには至りませんでした。

🧠 なぜこの騒動が注目されるのか?

地方政治の透明性・信頼性
有権者との約束と政治倫理の問題
市民の税金で運営される市政への責任

こうした視点から、全国的にも地方政治のあり方として注目されています。

🗂️ まとめ

静岡県伊東市の田久保真紀元市長は、自身の学歴について「大学卒業」との経歴をめぐる疑惑が発端で議会・市民の信頼を失い、市議会から不信任決議を受けました。

市議会を解散し議員選挙を経ても再び不信任決議が可決され、失職に至りました。

2025年12月の市長選には再出馬しており、今後の動きが注目されています。