伊東市の市長選結果はどうなった?田久保元市長の今
2025年12月14日に実施された静岡県伊東市長選は、前市長の田久保真紀氏が落選し、元市議の杉本憲也氏(43)が初当選しました。田久保氏は、学歴詐称疑惑で失職した後に再出馬しましたが、4131票(約12%)で及ばず3位に終わりました。選挙後、田久保氏はSNSで支援者への感謝を投稿しつつ、今後も活動を続ける意向を示しています。
伊東市長選どうなったか?
🔹 そもそもの発端である学歴詐称疑惑と不信任
田久保真紀氏は2025年5月の市長選で当選しましたが、東洋大学を卒業と紹介しながら、実際には除籍(退学)だったことが判明し、「学歴詐称」として批判が起こりました。
実際に証明書類の扱いや説明が不十分であるとして議会での調査が進み、不信任決議が可決され、失職に至りました。
この混乱は市政停滞にもつながり、補正予算案の提出が先送りになるなど、住民生活への影響が出ていました。
🗳️ 再選挙(2025年12月14日)
失職に伴い行われた再選挙(伊東市長選)は12月14日に投開票され、9人が立候補する過去最多の激戦となりました。
結果は杉本憲也氏が初当選となりました。
杉本憲也氏(無所属・国民民主党推薦)
→ 1万3522票を獲得して初当選
小野達也氏(元市長・自民党推薦)
→ 約1万962票(2位)
田久保真紀氏(元市長)
→ 4131票(約12%)で3位
他候補も含め、合計9人が立候補しました。
また投票率は約60.5%と高く、前回(約49.6%)を大きく上回りました。
元市長・田久保真紀氏の反応
選挙結果判明後、田久保氏は報道陣への直接取材は避けましたが、SNSで次のようにコメントしました。
「本当にたくさんのご声援、ご支援、ありがとうございました!
これだけの逆境の中でも私を信じ支えてくれたみなさんの想いに感謝しかありません。」
また別の取材では、落選後も落胆した様子は見せず、「これで終わりですとはいかない」と今後の活動継続を示唆する発言も出ています。