2025年12月に施行された「スマホ新法(スマートフォンソフトウェア競争促進法)」は、スマホ市場での競争を促すことを目的とした新しい法律です。

対象となるのは、スマホOSやアプリストアなどを提供する巨大IT企業で、実質的にはGoogle(Android)とApple(iPhone)が中心となります。

この法律によって、「最初から決まったサービスを使わされる状態」を見直そうという動きが進んでいます。

Androidで具体的に何が変わる?

ブラウザ・検索エンジンを選ばされるようになる

これまでAndroidでは、

  • ブラウザ → Google Chrome
  • 検索 → Google検索

が事実上の初期設定でした。

しかしスマホ新法の影響で、初期設定時やアップデート後に「どのブラウザ・検索エンジンを使うか選択する画面」が表示されるようになります。

アプリの課金方法も変わる可能性

アプリ内課金といえば、これまではGoogle Play経由が基本でしたが、
今後は

  • Web決済
  • 外部の支払いシステム

など、別の課金方法を使うアプリが増える可能性があります。

ユーザー側から見ると、

  • 支払い方法が増える
  • 価格が変わることもある

一方で、

  • 「本当に安全?」
  • 「どこで払っているのか分かりにくい」

と感じることも出てきそうです。

Androidユーザーは何をすればいい?

現時点では、特別な手続きは不要です。

ただし、

  • 表示された選択画面はよく読んで選ぶ
  • よく分からなければ無理に変更しない
  • 怪しいアプリストアや決済には注意

この3点は意識しておいた方が安心です。

まとめ

スマホ新法によって、Androidスマホの「当たり前」は少しずつ変わり始めています。

すぐに大きな不便が出るわけではありませんが、設定画面の変化や課金方法の多様化に戸惑うことは今後増えそうです。

明日以降、SNSやニュースで「スマホ新法」「Android 何が変わった」といった話題を見かけたら、こうした背景があると知っておくと安心でしょう。