普通預金・定期預金の金利が上昇|銀行別利率一覧
2025年末、日本では預金金利が複数の銀行で引き上げられる動きが本格化しています。
これは日本銀行(日銀)が政策金利を引き上げたことを受けた市場全体の金利上昇の影響で、特に普通預金や定期預金の利率がこれまでより高くなる傾向が出ています。
家計の「貯金」で得られる利息がこれまでより増えると注目されています。
主要な預金金利引き上げの動き
📈 日銀の政策金利引き上げが背景
2025年12月、日本銀行は政策金利(短期金利)を0.75%へ引き上げしました。
これは約30年ぶりの高水準で、金融緩和からの脱却・インフレ抑制を目的としたものです。
政策金利の上昇は一般の銀行が預金・貸出金利を見直すきっかけになります。
・政策金利:0.75%
・金利引き上げは2025年12月に実施
・今後も更なる利上げ予想もあると報じられています。
🏦 メガバンクの普通預金金利
主要都市銀行でも普通預金の金利引き上げが決定しています。
- 三菱UFJ銀行(MUFG)
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- 三井住友信託銀行
これらの銀行は、2026年2月2日から普通預金金利を年0.3%へ引き上げると発表しました。
🏦 ネット銀行・他行の引き上げ
ネット銀行なども預金金利の改定を発表しています。
- auじぶん銀行
- 普通預金金利が約0.21% → 0.31%へ引き上げ(2026年2月1日〜適用予定)
- SBI新生銀行
- 円普通預金およびハイパー預金の金利を引き上げ(2026年1月9日〜適用)と発表されています(詳細金利は金融機関発表を確認)。
これらの動きは、預金全般で利息が付きやすくなることを示しており、従来の低金利が長く続いた環境から大きな変化といえます。
預金金利が上がるとどうなる?
💰 普通預金でも利息が増える
普通預金はこれまでは非常に低い金利(0.001%前後など)の銀行が多かったため、ほとんど利息が付きませんでした。しかし、0.3%前後の利率になると預金額が多い人ほど利息の恩恵が大きくなります。
たとえば100万円を年0.3%で預けると単純計算で3,000円の利息が付きます。
🏦 定期預金の金利も高めに
定期預金では、ネット銀行や地方銀行がさらに高い金利を提示しているケースもあり、1年ものの定期で0.9%前後の金利が付く銀行もあります。
📊 日銀利上げの効果全般
預金金利以外にも、住宅ローンや貸出金利にも影響するため、金利水準全体が変わる可能性があります。
このため、マイホーム購入・借入計画の見直しも必要になる場合があります。
いつから適用されるの?
- メガバンクの普通預金利率:2026年2月2日〜適用予定。
- auじぶん銀行:2026年2月1日〜適用。
- SBI新生銀行:2026年1月9日〜適用。
まとめ
2025年後半〜年末にかけて、日本では預金金利引き上げの動きが一気に広がっています。
これは日銀の政策金利引き上げ(0.75%)が背景にあり、メガバンクからネット銀行まで普通預金利率が上昇します。
普通預金でも利息が付きやすくなり、定期預金も高金利商品が増えているため、貯蓄戦略の見直しが重要なタイミングとなっています。