日本が南鳥島沖の海底でレアアースの採掘を実現できるようになると、サプライチェーン改革や関連技術の成長が見込まれ、日本企業の中でも株価が上がる可能性が高い企業がいくつかあります。レアアースは電気自動車(EV)や風力発電、スマートフォン、防衛装備など幅広い産業分野で必要となる重要資源であり、国内資源確保が進むことは関連企業の業績を押し上げると期待されています。

レアアース採掘関連で恩恵を受ける企業

東邦チタン

東邦チタンはチタン材料の製造・加工を手がける企業ですが、磁石材料やレアアース関連の素材開発にも強みがあります。南鳥島でのレアアース採掘が進むと、こうした高機能素材や加工技術への需要が高まり、東邦チタンのような素材メーカーの株価が上昇圧力を受ける可能性があります。

DOWAホールディングス

DOWAホールディングスは非鉄金属リサイクルや材料開発の技術を持つ企業です。レアアースは希少資源であるため、採掘だけでなくリサイクル技術の価値も高まると考えられます。DOWAは廃棄物や使用済み電子機器からのレアアース回収技術を強化しており、供給安定化の流れで投資家の注目を集めやすい企業です。

日本製鉄・JFEホールディングス

日本製鉄とJFEホールディングスは重工・鉄鋼大手であり、レアアースを使った高機能合金や特殊鋼材の需要増加による恩恵が見込まれます。たとえばEVモーターや高性能磁石部材の一部では鉄鋼系素材が絡むため、関連市場拡大の恩恵を受け、株価が上昇しやすい可能性があります。

住友金属鉱山

住友金属鉱山は鉱山開発や資源関連事業に強みを持つ企業です。国内でレアアース資源の採掘が本格化する局面では、採掘・資源確保関連の収益拡大期待から投資マネーが入る可能性があります。また、海外資源開発でも実績があり、全体の投資判断としても注目されやすい銘柄です。

村田製作所

村田製作所は電子部品の大手で、スマートフォンやEVインバーター、センサー機器などに使われる高機能部品・モジュールを手がけています。レアアースの安定供給が実現して素材価格の変動リスクが低下すると、製造コストの安定化につながり、業績評価が高まる要因となります。

なぜこれらの企業が注目されるのか

南鳥島でレアアース採掘が可能になるということは、日本が世界的なレアアース供給源の一角を担う可能性を意味します。現在、日本はレアアースの多くを中国などから輸入に頼っていますが、国内供給が進むことで次のような影響が予想されます。

日本企業は原材料価格の安定化供給不安の低減が期待され、レアアース関連製品を使う産業での投資判断が改善されます。また、国内資源を基盤にしたサプライチェーン強化が進むことは日本の安全保障面でも追い風となり、社会インフラ・防衛関連企業への評価も高まる可能性があります。

投資家が注目するポイント

レアアース採掘が進むことで関連企業株に資金が流入しやすくなる理由は次の通りです。

  • 原材料の安定調達が期待される
  • 輸入依存からの脱却によるコストリスク低減
  • 需要が伸びる産業への供給力強化
  • 政府・自治体の後押しによる政策恩恵

南鳥島の開発はまだ実証段階ですが、長期的な視点で関連企業への投資が見直される可能性があるため、株価の上昇期待につながる要素として注目されるでしょう。

まとめ

日本が南鳥島でレアアース採掘を実現すると、素材・資源・電子部品・重工・リサイクルなど幅広い分野の日本企業が恩恵を受け、株価が上がる可能性があります。特に、東邦チタンやDOWAホールディングス、住友金属鉱山、日本製鉄・JFEホールディングス、村田製作所などの銘柄は、レアアース供給の安定化と関連製品需要の高まりを背景に、投資家の注目を集めるかもしれません。南鳥島のレアアース開発が具体化する局面では、これら企業の成長ストーリーが株式市場で評価される可能性があります。

\株式・FX・暗号資産など6種類の投資商品をまとめて取引するなら/