大田区社長殺害事件|犯人が犯行に及んだ理由は何だったのか
2026年1月7日ごろ、東京都大田区のマンションで会社社長の河嶋明宏さん(44)が何者かに刺されて死亡する事件が起きました。
警視庁は翌日に同じ会社で営業部長を務める45歳の男・山中正裕容疑者を殺人容疑で逮捕しました。
事件は被害者と容疑者の関係性が近いこともあって、大きな注目を集めています。
事件の概要
事件当日は河嶋さんが自宅マンションで刃物で刺され、死亡した状態で発見されました。
室内には争った痕跡や血痕があり、凶器や犯行後に現場から離れた容疑者の足取りなどから、警視庁は第三者による計画的な犯行の可能性が高いと見ています。
山中容疑者が犯行に及んだとされる理由
① 日頃の不満が動機と供述
捜査の過程で、山中容疑者は警察の任意の事情聴取で、「日頃から社長の態度に不満があった」と話していることが判明しています。
これが犯行の直接的な動機の一部と捜査当局が見ています。
② 刃物を持参し「脅すつもり」だったと供述
容疑者は事件当日、あらかじめ自宅から刃物を持っていたと説明しています。
「脅すつもりだった」という趣旨の供述もしているため、単なる偶発的な行為ではなく、最初から何らかの意図を持って現場に向かった可能性が高いと警視庁はみています。
③ 計画性を示す状況証拠も
捜査の結果、山中容疑者は自宅を出る際と現場マンションに入る際で服装を変えていたことが判明しています。
これは犯行後の逃走を意識して変装した可能性があり、警視庁は計画的な犯行とみて詳しい動機の解明を進めています。
④ 「殺すつもりはなかった」と一部否認
山中容疑者は逮捕後、事件について「刺したことは間違いないが殺すつもりはなかった」と供述していると報じられています。
ただし、この供述について警察は慎重に確認しており、公判に向けて動機や責任の有無を精査していくと見られています。
犯行後の行動と心理
事件の翌日、山中容疑者は東京駅付近で新幹線に乗ろうとしたところを捜査員に確保されたと報じられています。
容疑者はこの際、「思い詰めることがあり遠くへ行こうと思った」と述べています。
これも心理的な動揺や追及を逃れようとした可能性を示唆しており、単なる衝動行為ではないことを物語っています。
犯行に及んだ背景はまだ調査中
容疑者と被害者は高校時代の同級生であり、同じ会社で働く関係でもありました。
このような身近な関係性がある一方で、表面化していない人間関係の軋轢があった可能性もあります。
しかし、事件の詳細な背景や真の動機について警察は引き続き調べています。
まとめ
大田区で起きた社長殺害事件で、営業部長だった山中正裕容疑者は「社長の態度への不満」を動機の一つに挙げています。
自宅から刃物を持って現場に向かい、服装を変えるなど計画性のある犯行とみられていますが、本人は「殺すつもりはなかった」と一部否認しています。犯行後には逃走を図ろうとした形跡もあり、事件の背景や真の動機については捜査当局が引き続き調べています。