杉本達治(63)は、福井県の元知事として長年県政の中心に立っていた政治家です。

総務省(当時・現総務省)の官僚を経て、福井県副知事などを務めた後、2019年4月に福井県知事に初当選

北陸新幹線の県内延伸や観光振興、地元産業支援などを掲げ、2期目まで務めていました

しかし、2025年後半に 自身の職務中の行為がセクシャルハラスメントとして問題視され、辞職に追い込まれる事態 となりました。

何が起きたのか?セクハラ行為の内容と調査報告

福井県職員が 杉本前知事から不適切な性的メッセージや行為を受けた と通報したことをきっかけに、県は弁護士3人による特別調査委員会を設置して徹底調査を実施しました。

調査報告書によると

  • 複数の女性職員に対して約1,000件以上の性的メッセージを送信していた。
  • 「性的関係を求めるような内容」や身体的な言及が多数含まれていた。
  • 記者会見での説明では「雑談の延長だと思っていた」などと自身の行為を軽視するような発言もあり、調査報告書では認識の甘さが批判されました。
  • 一部では、太ももや尻などに実際に触る身体接触が行われた可能性も指摘され、ストーカー規制法・不同意わいせつ罪に抵触する可能性も示されました。

この問題は単なる「不適切なメッセージ送信」にとどまらず、長期間にわたる執拗(しつよう)な行為と報告されていることも特徴です。

知事辞職へ

こうした通報と調査の結果を受け、杉本前知事は 2025年12月4日に知事を辞職 しました。知事としての任期途中での辞職は、県政にも大きな衝撃を与えました。

辞職発表では、彼自身が「重大な混乱を招いた」と陳謝し、今後の選挙に立候補しない意向も示しました。

調査報告書の評価と社会的反響

2026年1月7日には、外部弁護士が中心となってまとめた調査報告書が公表され、杉本前知事の行為がセクハラに当たることが「明らか」だと認定されました。

報告書では、本人の言動について「責任は重大」などの強い言葉で批判され、被害者や県職員、県民に対して謝罪の意が示されました。

これに対し、杉本氏は「自らの愚かさを痛感している」とコメントする一方で、詳細について公の場で十分に語ることは避けています。

事件が投げかける課題

この問題は、一部の公務員や政治家の ハラスメント行為が長年にわたり見過ごされてきた可能性 を指摘され、自治体内での通報制度や労働環境改善の必要性が改めて注目されています。

また、指導的立場にある人物の責任と倫理観についての議論も高まっています。

まとめ

  • 杉本達治前福井県知事(63) は、2019年に知事に初当選し、2期務めた政治家です。
  • しかし、複数の 女性県職員への性的メッセージや身体的接触が問題 となり、調査報告書でセクハラ行為と認定されました。
  • この問題を受けて 2025年12月に知事を辞職 し、2026年初頭に調査報告書が公表されています。
  • 行為内容はメッセージの大量送信だけでなく、身体的接触も含まれ、刑事法違反の可能性も指摘されています。