トケマッチ」は、高級腕時計の“シェアリングサービス”として一時話題になったビジネスですが、利用者の高級時計が返却されないままサービス終了となり、大きな社会問題・事件へ発展しました。

運営会社の代表が国外逃亡するなどトラブルが相次ぎ、警察が詐欺容疑で元代表を逮捕する方針を固めるなど、国内外で注目されています。

この記事では、トケマッチの仕組み、トラブルの流れ、現在の捜査状況をわかりやすくまとめます。

トケマッチとは?

トケマッチは、2021年ごろに開始された高級腕時計のシェアリングサービスです。サービスの仕組みは以下の通りでした。

  • 高級腕時計の所有者から時計を預かる
  • その時計をほかのユーザーに貸し出し(レンタル)
  • レンタル料の一部をオーナーへ支払う仕組み

運営側は、所有者に毎月「預託料」が支払われることをうたい、多くのロレックスなどの高級時計が預けられていきました。

サービス終了と返却トラブル

しかし、2024年1月31日、トケマッチ運営会社はホームページで突然「解散・サービス終了」を発表しました。

多くの預け時計について返却や連絡が滞り、利用者の間で大きな混乱が生じました。

その後、利用者グループによれば、数百本(数十〜数百本規模)の高級時計が未返却のまま失われていると報告され、所有者が返却を求めても連絡がつかない状況が続きました。

問題が大きくなったポイント

トケマッチをめぐる問題が深刻化した背景には次のような状況があります:

  • 一方的なサービス終了と連絡不能
  • 多数の高級時計が手元に戻らない
  • 一部の時計が中古市場で流通している可能性があると指摘されるなど混乱が拡大

こうした状況は、単なるビジネスの失敗ではなく「所有者の財産が戻らないリスク」があるとして、社会的な関心が高まりました。

警察の捜査と元代表の動向

2025年12月、警視庁はトケマッチ運営会社の元代表社員(44歳)を詐欺容疑で逮捕する方針を固めました。

この元代表は、一部所有者から高級時計をだまし取った疑いが強まっているとされます。

元代表は、事件後にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイへ逃亡していたとされますが、日本側の警察当局が成田空港で逮捕する方針であると報じられています。

被害の広がり

過去の報道では、トケマッチに預けられた時計について、以下のような被害状況が伝えられています。

  • 多数の未返却時計が存在(数百本規模)
  • 一部が市場で売却された可能性
  • 全国各地で被害届が提出されている状況

利用者の中には「時計が戻ってこない」「連絡が取れない」といった声が相次ぎ、消費者団体や警察への相談が増えています。

まとめ

トケマッチは、一見魅力的な「高級時計を預けて収益を得る」シェアリング型ビジネスとして注目されましたが、サービス終了を機に返却トラブルや連絡不能状態が発生し、社会問題へと発展しました

多数の所有者が時計を失う事態となる中、警察は詐欺容疑で元代表の逮捕に乗り出しており、今後の捜査・裁判の行方が注目されています。